完全ワイヤレス史上初となる、平面磁気駆動型1基、BA3基、DD1基の、計5基のドライバーを搭載したAVIOTの旗艦TWS 通称ピヤホン7のレビュー記事になります。
製品概要とスペック
こちらがピヤホン7のスペックになります。
スペック | ピヤホン7 |
---|---|
Bluetooth | 5.3 |
ドライバー | 10mm DD+3BA+平面磁気ドライバー |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み | ○ |
単体稼働時間 | 8時間 |
ケース併用稼働時間 | 20時間 |
防水性能 | IPX4 |
マルチポイント | 2デバイス |
イヤホン充電時間 | 約1.5時間 |
発売日は2024/02/02 メーカー希望小売価格は49,500円(税込)となっており、TWSとしてはSONYのXM5やTechnicsのAZ80を越えかなりお高めとなっています...
充電端子はUSB Type-Cとなっており付属品はセミハードケース・イヤーピース(シリコン6サイズ、ウレタン2サイズ)・充電用ケーブルとなっています。ハードケースが初めからついているのでAmazonで怪しい中華ケースを買わずに済むのはめちゃくちゃポイント高いです。
音質面の感想etc.
視聴環境 galaxyS22‐LDAC接続(音質優先モード) イヤピ‐スパイラルドット++
Strong Point
平面磁気駆動型1基と10 mmダイナミック型1基に加え、バランスドアーマチュア型3基の計5基のドライバーから繰り出される音は情報量が高く、ピヤホンシリーズ特有の動きのある低音に加えて金属製ノズル&3つのBAを採用したことによる抜けの良い高音を獲得しており長い間品切れが続くのも納得の完成度となっています。
本イヤホンは「凛として時雨」ドラマーのピエール中野さんがチューニングを施したこともあってロックやライブ音源等ととても相性がよくなっており、有名アーティスト(中野雅之氏や大沢伸一氏)の手掛けるチューニングやサウンドガイダンスなど面白い試みもなされています。接続も安定しており梅田駅や京都駅で使用した際も途切れることなく安定して接続できていました。
そしてなにより見た目がカッコいい
このメカニカルな見た目だけでご飯3杯いけますね。もうそれくらいカッコいいです
Weak Point
音場は前作から良くなっているとはいえTechnics EAH-AZ80のように1DDで音場の広さを強みとしているものには一歩劣るように感じます。ノイズキャンセリングも有名メーカーの3万円台モデルより弱いと感じます。
またボタン操作や起動時、ペアリング時のシステム音がバカデカいです。中華の低価格ワイヤレスイヤホンほどとはいきませんが、つける際に「またあのバカでかい起動音聞かなきゃいけないのか...」となるくらいにはデカいです。ここだけはほんとに残念なのでアップデートで解決されることを願っています。